台湾での出産当日と出産費用〜自然分娩のはずがいつの間にか無痛分娩へ〜
お久しぶりです。。久々の更新!
ブログ2日に一回は続けるつもりでいたのに、気付いたら産後2ヶ月近くも放置してしまいました(;´ρ`)
一日中オムツ替えと授乳と寝かし付けしかしてないのになんでこんなに時間がないんだろうか。2日に1回の更新が余裕に出来るだろうだなんて完全に育児を舐めてました、ぺろぺろと。
書きたいことがありすぎて、逆に何書いていいかまとまらないので、今日は遡って出産当日のことを忘れないうちに書いておきます(`・ω・´)
前の記事を読み返したら、なんで出産が遅れてることをあんなに焦っていたんだろうと思えますが、、、必死だったんですね。
今は育児に必死ですけどね(;´゚∀゚`)爆
以下、出産当日の記録です!(めっちゃ長いのであしからず。笑)
あ、費用は一番最後に書いてあるので、費用だけ見たい方は最後の方をご覧ください!
10月23日
22:30 誘発分娩すると心に決めて病院を訪れる。
その前に旦那と家でケンカ。
ナーバスな私に、誘発してから5日もかかる人いるらしいよー痛いらしいよーなんて軽く笑いながら言う旦那にイラッとしてキレてしまいました。笑
23:10 NST開始。
パンツも全部脱いで渡されたパジャマ一枚に。
それをめくってNST装着するから、下半身にかけてる毛布の下はすっぽんぽん。日本でもそうなの?!
10月24日
0:30 旦那さんが買って来たおにぎりを頬張る。
実はめっちゃお腹空いてたのに意地を張って言い出せずにいました。笑
でもおにぎり一個じゃ足りないよー。
1:00 下剤投入。
投入後ほんの数十秒でトイレにダッシュ!
1:15 オキトシン点滴開始。
ベッドが6台きちきちに並んでる間をカーテンで仕切られただけの狭い部屋。このままこの場所で出産ギリギリまで粘ることに。
その為付き添いの旦那さん、寝る場所なし。超簡易的な背もたれがない椅子に座って狭いベッドに上半身だけうつ伏せて寝ることに。
なんだか可愛そうでベッドに寝ることが出来てることに罪悪感を感じながら一晩明かす。
5:30 陣痛きた?!
今までの前駆陣痛が前駆陣痛であったことを改めて認識するほどの痛み。
本陣痛恐るべし。
食欲なくなる前にと旦那さんに朝ごはん買ってきてーと頼むも、朝早いからかダラダラして買ってきてくれない旦那さんにイライラ。(台湾では朝5時から朝ごはんのお店が開くんです。)
痛みに耐えてる横でケータイゲームしてんじゃねーよ、YouTubeみてんじゃねーよ、と終始イライラ。笑
6:15 子宮口0.5mm
おーい!0.5mmかーい!めっちゃ痛いぞー。と絶望的になる。
6:45 痛過ぎて腰が浮く。
誘発分娩は痛いって聞いてたけども、嘘でしょ、こんなん我慢出来ないよ、そしてまだ0.5mmなの?!どんどん強くなる痛みにベッドの上でもがき苦む。じっとしてられなくて陣痛がくる度に腰が浮く。
8:00 頼んでいないのに痛み止めの注射をされる。
あまりにも痛がりガクガク震え始めた私に旦那さんと看護士さんたちが話して痛み止めの麻酔注射を打つ準備を始める。
無痛分娩で打つやつ?なのかな?嫌がる私にあまり説明もなく、"もう手続きしちゃった!俺を信じて!"とだけ言う旦那さん。
専門用語を英語で説明出来ないのはわかるけど、、、超不安になる。。
いやいや、私自然分娩希望だよー?
麻酔は背中に注射。これがまた痛いのなんの。
注射自体は大丈夫だけど、打つために背中を丸められて膝を抱え込む体制で押さえつけられる。
その体制がお腹を圧迫し、それが痛すぎて小刻みに震える。痛みであんなに震えが止まらなかったのは人生で初。。。
自分の意思とは別に震えが止まらないのに、動かないで!って強めに言われ続け、やるんだったら早くしてよ!って心の中でキレ気味に叫ぶ。笑
この頃から交代してみてくれた看護士さんがめっちゃ怖かったし、強かった。。
後で調べたら硬膜外麻酔ってやつだったよう。結構痛い注射らしいけど陣痛がすごすぎて注射の痛みなんて覚えてない。
8:30 お医者さんが回診に来る。
あんな思いで痛み止めを打ったのにまだ痛い。でもギリギリ我慢出来る程度の痛みに。
回診に来たお医者さんにどれくらいの間麻酔が効くのか聞いてみると1時間半くらいとの回答。切れたらまた打つよと軽く言われる。嘘でしょ。またあのクソ痛い体制で注射をされるのかと恐怖に縮み上がる。てか全然効いてないし!普通にめっちゃ痛いし!
9:30 再び痛み止め。
あまり効かなかった麻酔。すぐに切れて再び激痛。その様子にまた麻酔を打たれる。
またあの体制?!と怯えていると、背中に針を刺したままだったらしく、それに繋がっている管に注射するだけだった…ヨカッタ…
そしてまだまだ開かない子宮口。出産までが果てしなく長い道のりに感じる。
10:00 子宮口を柔らかくする注射を打つ。
子宮口があまりにも開かないし、開かないのに痛みが強すぎて体力だけ持ってかれる状態が続いてるからとの説明。。。
もう好きにして状態。
10:30 朝一頼んだ朝ごはんを今更旦那さんが買って来た。
しかもこんなに悶絶している私にハンバーガー。
全然食欲がなく。。。一口も食べられなかった。だから余裕のあるうちにって朝一頼んだのに!とまたもイライラ。笑
せっかく買って来てくれたのに、ずっと我慢してたけどめっちゃ痛がってる横でゲームするのやめろ!とキレる私。笑
まだまだ1cmくらいしか開いてない子宮口。絶望。世の中のお母さん凄すぎる、もうわけわからん。
…この辺から記憶があやふや。
この後3度目の痛み止めが効いて少しだけ寝落ちする。
激しい痛みでまた起きたけど、注射しすぎちゃダメだからと時間をあけるために激痛に耐えて、時間がきたらまた注射されて、、って感じだった。と思う、、、
その後数時間の記憶があまりなし。笑
2cmになったよ!3cmになったよ!5cm開いたからもう少しだよ!って言われてたと思うけどもう体力が残ってないのと痛すぎるのとで時間をメモする余裕もなく苦しんでいました(;´ρ`)
15:00 子宮口7cmに。
目が覚めて気づいたら破水していた。
ベットの上のマットが血まみれ。最後に子宮グリグリされた後に破水したみたいだけど、多分麻酔のせいで気づかなかった。
最後のひと踏ん張り…(であって欲しいと、)体力を付ける為に午前中に買ってきてくれたハンバーガーをひとかじり。痛すぎて喉を通らない。
そしたら旦那さんが食べないなら食べていい?と。もうマジで勝手にしろ。
通訳ちゃんとしてくれないし、ご飯も頼んだタイミングで買ってきてくれないし、隣でゲームしたり動画見てるだけなら居なくなれと思いました。笑
普段ならこんなにイライラしないのになー。
この後個室に移動し、いきんでいいよと言われ、いきみ始める。
その後はその個室に放置され、いきみ方も教えてもらえず、激しい痛みといきみ方はこれでいいのか?という不安で泣きそうな時間を過ごす。。
痛すぎて旦那さんに看護士さんを呼んで貰うも、いきみ続けなさいと言われるだけ。。
サポートなしでここで産むの?!ただの病室のベッドの上だけど?!と不安になりました。
まさかね。笑
とにかく全てにおいて説明ゼロ。
そして数週間前にバースプラン(産む時の部屋の明るさとか音楽とか麻酔有無とか…)のアンケート書かされたのに何も守られてない。笑
まぁ、そんな余裕もなかったけど。。
そんな中、個室にあるテレビを見ようとする旦那さん。今テレビ見るんかい!とキレました。笑
16:00 違う看護士さんが来て、いきむのを手伝ってくれる。
それまでの看護士さんが怖すぎて放置されすぎて、天使が来た!と思うも、いきみに合わせて肘でお腹を思いっきしエルボーされ悶絶。
優しい顔して、赤ちゃんが潰れるわ!と思うくらい全体重をかけて全力で押してくる。
痛すぎてひく。
(→これ、翌日お腹にでっかい痣が出来てました。。。痛すぎた…)
16:45 もう少しで頭が見えるとこまで来たからと、少し早いけど分娩台へ。
個室に移ったのは陣痛待ちのベットが足りなくなったからみたい。
説明してよー。不安になったじゃーん。
旦那も旦那で説明しろー。
分娩台でまたもエルボーをくらう。
痛すぎて涙を流しながら拒否。笑
でも最後の一押しされた時に、今までずっといきむ度に激痛が走ってた位置から赤ちゃんが移動したよう。その後はいきんでる間は痛みを感じなくなった。
ここぞとばかりにいきみまくる。
そんなところにお医者さん登場。
いいぞいいぞと言われ、会陰切るねと言われ、あれよあれよですぐにすぽーん。
17:18 3480gの女の子。無事産まれました。
でも、出産後も痛いんですね。
胎盤出すのにお腹押されて悶絶し、会陰カットしたとこ縫合して、その後も本陣痛並みの痛さがず〜っと続く。。
後陣痛ってやつ?が酷くて、翌日までずーっと寝られないくらい痛かった。。。
麻酔しないって言ったじゃん!って最初は思っていたけど、麻酔が効いてこれだったら麻酔なしでは死んでいたのではないかというくらい終始激痛だった。
でも3、4回目の麻酔が効いて少し寝ることが出来たから体力もったのかな?
痛みには強い方だと思ってたけど、ホントに痛みでガタガタと震えたんです。。そして何度も言うけど麻酔注射の体制が痛すぎた。。あとエルボー。笑
いや、ホントに、前にカナダに行った時-38度の寒さに震えた経験よりも大幅に震えました。
今思い出しても恐ろしくて震えるわ。びっくりだわ。
無痛分娩でもこんなに痛いものなの?と後で調べると人によるらしい。あとは病院の方針の違いもあるみたい。
ホントのホントに無痛分娩を希望してる方は、ちゃんと調べて、どれくらいのレベルで痛さを抑えたいのか病院ときちんと話した方がいいですよ!
私は本来は自然分娩希望だったので、体力温存の為と痛みのピークを和らげる為のものだったよう。そして私は麻酔がなかなか効かないタイプのようです。
自然分娩希望だったのに、誘発分娩の上に無痛分娩(全然無痛じゃなかったけど)になってしまった…なんか悔しい。。。
けど結果無事産まれたから良しとしますか…ヽ(゚∀゚)ノアハハ
ちなみに台湾では破水した後のトイレの処理は旦那さんがするようです。
私の場合は麻酔してたからか全て看護士さんがやってくれました。
数時間おきにアソコに管みたいなのを刺されてお腹を押されて…
汚い話ですが、尿意もおしっこが出てる感覚もないのに洗面器いっぱいに…はい、汚くてごめんなさい。。
でも旦那に処理されるより全然良かった( ´_ノ` )
そしてこの記事を書きながら、あの日、旦那さんに終始イライラしてたことを思い出して笑えました。
それにしても、ほんとに、男ってやつは。笑
でも産まれる寸前は手を握って励ましてくれたし、産まれた時は "ありがとう!ホントにお疲れ様!" って興奮気味に言ってくれて、なんだか救われたのも思い出しました。
あの日はイライラをぶつけてごめんなさい。笑
娘ちゃん、今はもう生後約2カ月!
赤ちゃんの成長って本当に早いです。
あんな痛かったのに娘が可愛すぎて2人目欲しいなーなんて思ってたけど、この記事書いてたらまた怖くなりました。笑
最後に、今回の出産でかかった費用は…
75,050台湾ドル!
無保険で無痛分娩と誘発分娩、入院、食事等々全て込みの費用です。
領収証は私のものと新生児のが別々で、内訳は
母61,750元
子13,300元
てな感じです。
多分今のレートで日本円で28万円くらいかな?
あれれ…思ってたより全然高い!
でも無保険で無痛と誘発してこの値段。
さすが台湾ですね(*ノv`)b